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埼玉県立特別支援学校高等部生徒の施設訪問

グループホームを立ち上げるきっかけになった理由に、不登校生徒や発達に凸凹がある子供たちが将来どのように自立して生活するのかイメージつきにくかったというのがあります。ある程度の年齢までは家庭もしくは施設等で生活します。高等部(高校)卒業後は就労等に進みます。助けてくれる家族がいたらそのまま家庭で10年、20年、30・・40年と年月が経過する方もいるかもしれません。凸凹ある子供が自立したい、周りも自立させたい。だけど、一人暮らしなんてとうていできないという相談を私は長年、県立スクールカウンセラーとして仕事する中で幾度となく耳にしてきました。いつかグループホームにと思っている方は意外と多く、一方でどうやって動いていいかイメージしにくいという相談も多かったです。 実際にグループホームを運営して気づいたことがあります。

①地域住民のひとりとして生活し、自立した大人になる。

②自分の身の回りのことだけでなく、共有場所(リビングや風呂、トイレ等)の掃除をスタッフと一緒にすることで自分の役割を認識し一人前としての自覚が芽生えること。

③他人と暮らす生活は、決して自由ではないけれど、お互い支え合う気持ちが時間をかけて育っていく。

④時に我慢も必要で忍耐力がつき、成長した自分を周りも認め自分のことをもっと好きになる。

⑤相談できるスタッフもいて、決して孤独ではないこと。

  ご入居者された利用者様の変化や成長は上げたらきりがありません。みなさん満足して安心して生活されています。支援者として、こんなに嬉しいことはないです。  

1)石井ホーム(女性棟)リビングルーム内を見学中のご様子

 

2)同ホーム居室内を見学しているご様子

    次回は、訪問した生徒からのお礼状を紹介します。これからも、共同生活で気づいた事など様々な情報を発信していきます! 最後までお読みいただきありがとうございました。  

代表理事